「お墓を建てたいけど、いくらかかるのかわからない・・・」
「どんな形のお墓を選んだらいいの?」
「石材の種類で価格が大きく変わるって本当?」

こんにちは、愛知西部のお墓の専門店「あま石材」ホームページ担当の横井 郷です。
今回ご紹介するのは、
「お墓っていくらで建てられるの?」

という内容です。
お墓を買う!といっても、一体いくらかかるのか、不安ですよね。

お墓の価格は、大まかに分けると、

「墓石本体の価格」+「お墓を建てる場所の費用」

で決まります。

墓石の価格は、使う石材によって値段が大きく変動します。
また、お墓を建てる場所(霊園など)の大きさや、墓石本体の形によって、建てられる墓石のサイズが変動するため、その点でも値段が変動します。


今回の記事では、墓石本体の価格についてご紹介します。

墓石の値段の決まり方から、値段の基準となるお墓の形や石材の違いについて、お墓のプロである「あま石材」が徹底解説します!

お墓を建てる場所(霊園・墓地など)の費用については、コチラの記事で詳しく解説しています!
あわせてお読みください。

お墓の値段がどのように決まるかを知れば、あなたに合ったお墓を賢く選ぶことができますよ!

それでは、まず、墓石本体の値段ってどうやってきまるの?ということから見ていきましょう。

墓石本体の値段は、「大きさ」と「お墓の形」、「使う石」で決まる

墓石本体の価格は、「大きさ」と「お墓の形」と「使う石」で値段が決まります。

最高級御影石の庵治石(あじいし)と、その他の石では価格に数倍の差がでることもあります。予算に応じて、納得のいく石材を選ぶとよいでしょう。

大きさと形については、お墓を建てる場所(霊園や墓地など)によって左右されます。
小さな区画に大きなお墓はもちろん建てられません。
また、大きな区画に小さなお墓を建ててしまうと、ぽつんとした、少し寂しいお墓になってしまいます。
霊園や墓地を検討するときは、建てるお墓の大きさも考えて契約する必要があります。

霊園や墓地の使用規則によっては高さなどに制限がある場合もあるので、立派で大きなお墓を建てたい!という方は使用規則にも注意する必要があります。

それではまず、お墓の大きさについてみていきましょう。

お墓の大きさの決め方

和墓の場合、お墓の大きさは、〇寸や、1尺といった方法であらわします。

寸(すん)とは、昔から日本で使われてきた尺貫法(しゃっかんほう)での長さの単位で、石のサイズは尺貫法であらわされます。1寸がおよそ3センチです。
そのため、8寸だとおよそ24センチ、9寸だとおよそ27センチです。

また、1尺=10寸です。そのため、1尺は約30センチです。

この8寸などの長さは、お墓の竿石(一番上の○○家などの文字が入る場所)の横幅を表しています。


一般的な和墓の場合、大まかに関西では8寸、関東では9寸が一般的なサイズといわれています。

あま石材が本拠地とする、愛知県で最もポピュラーな大きさは8寸です。

この竿石の大きさに合わせて、台石という、お墓の下の部分の大きさも決まります。これも地域によっては2段だったり、3段だったりします。

大きさが1寸増えると、石の才数(さいすう/石の体積を表す単位)はお墓全体でおよそ6割ほど増えます。大きいお墓は使う石も多いので、それに応じて値段も変わる、ということですね。

形が寸では表せない洋型やデザイン墓は、この才数がどれくらいあるかで価格が決まります。

お墓の大きさは、予算やお墓を建てる場所に合わせて決める必要があるということがわかりました。

それでは、次はお墓の形について解説していきます。

一般的な和墓から、洋型やデザイン性重視のお墓まで、お墓の形はいろいろあります

一般的な和型のお墓

お墓といえば、皆さんが連想する形がこの和墓です。

一言に和墓といっても、竿石の形の違い(スリン・蓮華)や、墓誌板(戒名を彫る石)の有無など、さまざまな形があります。

また、お塔婆立てや灯篭、玉垣など、さまざまなオプションがあります。

仏式・神式ともに、日本で最も普及しているお墓の形です。

現代にも合う洋型のお墓

欧米のお墓の形をモデルにした、モダンでスタイリッシュなお墓の形です。
日本においては、古くは明治時代ごろから外国人墓地などで使われていました。

現代では、外国人やキリスト教の方だけではなく、仏教や無宗派の方などにも選ばれる、宗教・宗派を選ばないお墓の形です。

洋型のお墓の特徴は、決まった形がないこと、自由なデザインの彫刻をしても大丈夫ということです。

○○家だけではなく、「ありがとう」といった文字や、故人が好きだった言葉や風景なども彫刻することができます。

また、使う石の量が和墓に比べ少ないため、同じ石材であれば和墓より費用を抑えることができます。

個性を表現できるデザイン墓

オリジナルな形が特徴のデザイン墓は、故人の個性や思い出などを石にして残すことができるお墓です。

画像のようなハート型など、今までのお墓のルールにとらわれない形でお墓を作ることができます。

特殊なカットをする都合、大きな石から切り出さなくてはならない場合もあるため、費用は洋型に比べ割高になりますが、こだわりを持ってお墓を建てたい!という方にはぜひオススメのお墓です。


お墓には、和墓・洋型・デザイン墓など、いろんな形があるんですね!
自分の好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

次は、お墓につかう石の選び方についてです。値段に最も直結する部分ですので、気になりますよね。
詳しく解説していきます!

お墓に使う石は、予算と好みで選ぶべし

皆さんは、石の種類ってどれくらいあるのかご存じでしょうか。
実は、お墓に使う石だけでもなんと、300種類以上の石材があるといわれています。

そんなにたくさんある中から、どんな石を選んだらよいのか、わからないですよね。
あなたにピッタリの石の選び方を解説します。

大きく分けて、石材には国産石と輸入石があります。
一般的に国産石のほうが高く、輸入石のほうが安いです。

国産石には、石の中では最高級と名高い、香川県で産出される「庵治石(あじいし)」や、愛媛県で産出される「大島石(おおしまいし)」、佐賀県で産出される「天山石(てんざんいし)」などがあります。
国産石は日本においてはブランド石という扱いで、特に庵治石のお墓は最高級のお墓ということで、最高のご供養になるといわれています。

輸入石には、中国の黒竜江省で産出される「黒龍石(こくりゅういし)」、インドで産出される「アーバングレー」「クンナム」などがあります。

輸入石の特徴としては、一般的なグレー系の石だけではなく、赤や黒、緑といった特徴的な石があることです。

また、品質としても国産に比べて劣っているということではなく、国産に比べて硬く、吸水率が低い石も多くあります。

それでは、大切なお墓に使う石はどのように決めていくのでしょうか?

石にはそれぞれ単価が決まっており、お客様の予算と色などの好みに応じて300種類以上ある石からご提案いたします。

「大体これくらいの値段で建てたい」「こんな色の石を使ってほしい」というご希望を聞き、それに応じてお客様にピッタリの石をご提案させていただきます。

具体的な値段や形などは、実際にお見積りをとることで金額や図面を出すことができます。あま石材では、お見積りは無料です。

お墓を建てたい!と思ったら、まずは石屋さんに相談してみることが大切なんですね!

実際、いくらかかるか計算してみました

そうはいっても、実際にどれくらいかかるものなの?というのはわからないですよね。

今回は、あま石材の過去の施工事例から、同じ形のお墓を3種類の石材で、おおよその値段を計算してみました。

お墓の値段は、その時の仕入れの単価によって変わりますので、一例にしてみてください。

今回の見積もり例

・名古屋型
・8寸 三段墓 
・デラックス 
・スリン付き
・墓誌付き

庵治石の場合

本体¥3,000,000
墓誌¥420,000
延石・基礎工事¥850,000
字彫り¥120,000
据付工事¥150,000
花筒・線香立¥15,000
合計¥4,555,000
+消費税

天山石の場合

本体¥850,000
墓誌¥250,000
延石・基礎工事¥400,000
字彫り¥120,000
据付工事¥150,000
花筒・線香立¥15,000
合計¥1,785,000
+消費税

黒龍石の場合

本体¥620,000
墓誌¥100,000
延石・基礎工事¥280,000
字彫り¥80,000
据付工事¥120,000
花筒・線香立¥15,000
合計¥1,215,000
+消費税

いかがでしょうか?
石が違うだけで、同じ大きさのお墓でもこんなに価格に違いがでるんですね!
お墓につけるオプションなどのさまざまな要因によって価格は変動します。

使用する石材によっては、このお見積りより安く作ることも可能です。本体価格50万円以下のお墓も、もちろん作ることができますよ!

また、このお値段は完全受注生産した場合のお見積りです。
そのため、店舗に在庫がある石なら、高級な石を使ったお墓をかなりお安く提供できることもあります。

あま石材では、予算の都合やご希望などに合わせた、お客様一人一人に合わせた最適なプランを無料でお見積りいたします。
ぜひ一度お問い合わせください!

終わりに

今回は、「お墓っていくらで建てれるの?」ということについて解説しました。

お墓の値段は「墓石本体の価格」+「お墓を建てる場所の費用」で決まるんですね。

また、墓石本体の価格は、「大きさ」「お墓の形」「使用する石」で決まるということも解説しました。

お墓のお値段については、お客様の予算に応じてかなり幅広くご提案することができます。

「これくらいのお金で建てれるのかな・・・?」というお悩みをお持ちでしたら、ぜひ石屋さんにご相談してくださいね。

《執筆:横井 郷》

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